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【サラリーマン必見】お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方

本書は、2002年12月に発行された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』の改訂版です。サラリーマンはお金持ちに成りにくいことが書かれています。
サラリーマンでも目標(例えばお金持ちになる)を達成するための近道(『黄金の羽根』)を手に入れるためにはどうすればよいのかを説明します。

『黄金の羽根』とは

『黄金の羽根』(Golden Feather)とは、
制度の歪みから構造的に発生する幸運のこと。
手に入れた者に大きな利益をもたらす。

必要な情報を的確に入手し、それを活用する

本書では、2002年に開催された日韓ワールドカップでのチケット争奪戦を例に挙げて説明しています。

当時1枚7,000円のチケットがネットオークションでは、20万円以上で売られていた。チケットを手に入れるために、スポンサーの商品を買いあさって抽選の権利をもらい、山のような葉書を送り、ひたすら電話をかけ続けた人も多かった。
一方、ほぼ全試合のチケットを手にし、全国の会場で家族で観戦を楽しんでいる人もいた。

なぜ簡単にチケットを入手できた人がいたのかというと、海外販売分のチケットが大量に売れ残っていたからです。ただし海外販売分のチケットを購入できるのは、海外(日本以外)の居住者という条件があったため海外に住む知り合いに頼んで購入してもらいました。

必要な情報は万人に公開されていた。
FIFAのチケット販売サイトに海外販売分のチケットの購入方法が載っている。チケットが大量に売れ残っていることは海外メディアで話題になったり、日本でも何度か報道されていた。

情報化/知識社会では、必要な情報を的確に入手し、それを活用できるかが重要です。活用できる人/気付いた人に『黄金の羽根』は、落ちてきます。

お金持ちの方程式(お金持ちになる3つの方法)

お金持ちになる3つの方法
資産形成=(収入ー支出)+(資産×運用利回り)
①収入を増やす。②支出を減らす。③運用利回りを上げる。

本書では、10個のルールを挙げている。
その中で最も重要なるのが『純利益』(収入ー支出)の確保です。
安定した純利益が確保できていてこそ、資産形成のスタート台に立つことができる。

資産運用の常識

本書では、10個の常識を挙げている。その中で「短期投資は最高のギャンブルである」について説明します。
投資とは、「長期的にみれば、資本主義と市場経済のもとで、企業の利益はインフレ率以上に拡大する」との見通しのもとに資金を投じること。投資期間が短くなると、「現物」「信用」「ロング」「ショート」を問わず、すべての株取引は「投資」ではなく「投機」(ギャンブル)となります。
短期投資は、「長期的には株価はあがる」と信じて株式市場に参加するわけではない。

人生を変える『マイクロ法人』

ルール1:所得税の発生しない範囲で給与を決定。
ルール2:所得税の発生しない範囲で家族を雇用。
ルール3:生活費を法人の経費に振替える。
ルール4:個人資産を法人名義で運用する。

本書では、サラリーマンが国家からの収奪の対象となっていると指摘。
一般のサラリーマンの生涯年収は3~4億円といわれております。サラーリーマンの生涯年収の約3割が税・社会保険料ならば、生涯納める実質税負担は約1億円となる。

重い税の負担から逃れるためにはどうすればよいのか?
それは、「マイクロ法人」化です。
税法上、資本の50%以上を本人または本人の関係者(法人含む)が保有するものを「マイクロ法人」と名付けている。
「マイクロ法人」化することで合法的な範囲で、できるだけ税金を払わなくてよくなります。

クリエイティブクラスを目指そう

私たちはグローバル化した知識社会に生きている。
知識社会とは、「知」が権力として作用し、そこから富が創造される社会のこと。
知識社会に必須とされている知能とは、言語的知能と論理数学的知能です。

  • 言語的知能:文字や言語を操作する能力
  • 論理数学的知能:問題を論理的に分析したり、数学的に処理する能力

知識社会での仕事は大きく3つに分けられる。

  1. クリエイター:クリエイティブ(創造的)なビジネスに携わっている人達で、作家や音楽家、俳優や歌手、スポーツ選手などが含まれる。
  2. スペシャリスト:専門家のこと。医師、弁護士、公認会計士など。何らかのビジネスに精通し、その知識や経験にふさわしい報酬を得ていればスペシャリストと見なせる。
  3. マックジョブ:誰にでもできる代替可能な仕事

スペシャリストやクリエイターは相対的に高い所得が期待できる。彼らをクリエイティブクラスと呼ぶ。

高度なテクノロジーに支えられた知識社会では、クリエイティブクラスを目指すべきである。

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