投資初心者にもおすすめな米国高配当ETFは、VYM、HDV、SPYDの3つです。
世界トップ3の運営会社が、定期的に米国高配当銘柄の組み換えをしてくれ、しかも経費率が低いのが主な理由です。
米国高配当株式ETFを選択する理由
定期的に米国高配当銘柄の組み換えをしてくれ
しかも経費率が低い
初心者におすすめの米国高配当株式ETFは、以下の通りです。
- VYM
- HDV
- SPYD
3種類のETFに共通する主な特徴は
経費率が低い(運用コストがおさえられる)
経費率が0.06~0.08%と他の米国株式ETFと比べても非常に低い。
配当利回りが高い(資産の拡大)
株価が下がっている影響もあり、3種類のETFの配当利回りは4%以上となっている。
世界トップ3の資産運営会社が運営(倒産リスクが低い)
運用資産額の全世界トップ3は、
1位:ブラックロック
2位:バンガード
3位:ステートストリート
です。
3社の合計は、約1,800兆円です。
東証一部上場企業の時価総額の合計金額が約530兆円です。
その3倍以上の額を運営していることになります。
銘柄の組み換えをしてくれる(分散投資が可能)
世界トップ3の資産運営会社が定期的に銘柄の組み換えをしてもらえます。
投資の専門家が銘柄組み換えをしてくれ運用コストが安いのは、嬉しいです。
以下に2020年4月21日時点で入手した情報をもとに表にまとめます。
ETF | VYM | HDV | SPYD |
経費率 | 0.06% | 0.08% | 0.07% |
純資産額 | $ 23.56 B (2兆537億円) |
$ 5.84 B (6,290億円) |
$ 1.66 B (1,788億円) |
運営会社 (運用資産) |
バンガード (約674兆円) |
ブラックロック (約807兆円) |
ステートストリート (約336兆円) |
配当利回り | 4.5% | 4.28% | 6.9% |
構成株式銘柄数 | 395 | 75 | 77 |
セクター比率1位 | ヘルスケア(16.2%) | エネルギー(25.18%) | 不動産(18.07%) |
セクター比率2位 | 金融(15.8%) | ヘルスケア(21.07%) | 消費財・サービス(12.23%) |
セクター比率3位 | 消費財(15.0%) | 通信(16.22%) | 金融(12.23%) |
それぞれ特徴を説明します。
VYM
VYMは、「バンガード・米国高配当株式ETF」という名称です。
米国株式市場の配当利回りの高い銘柄で構成され、FTSEハイディビデンド・イールド・インデックスに連動したパフォーマンスを目指すETFです。
運用資産が世界第2位のバンガード社が運営しており、構成銘柄は、395社です。
様々なセクターで構成されており、このETF 1本で十分分散投資が可能です。
主なデータ
構成比率
HDV
HDVは、「iシェアーズ・コア 米国高配当株 ETF」という名称です。
高配当の米国株式で構成される指数と同等のパフォーマンスを目指すETFです。
運用資産が世界第1位のブラックロック社が運営しており、構成銘柄は、75社です。
様々なセクターで構成されておりますが、構成銘柄のトップ10で全体の60%以上占めているのが特徴です。
主なデータ
構成比率
SPYD
SPYDは、「SPDRポートフォリオS&P500高配当株式ETF」という名称です。
S&P500インデックス内で高配当上位80社のパフォーマンスを測定するように設計されている。
運用資産が世界第3位のステートストリート社が運営しており、構成銘柄は、77社です。
77銘柄ほど均等に組み入れられており、不動産が約18%占めているのが特徴です。
SPYDの魅力は、何といっても現在7%近くある配当利回りです。